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狙って壁を作り出す方法

狙って壁を作り出して、それを使って出和了を狙う方法を考えてみましょう。

前回
「壁の外側七対子(チートイツ)リーチは、壁の存在を他家に認識させないといけないよ。でも狙ってその状況を作るのは難しいよね。」
と書きました。またなぜ難しいのかという理由も書きました。難しいなら諦めよう…なら何のための七対子(チートイツ)研究(?)なのか。為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。ということで編み出してみました。

では発表します。狙って壁を作り出すその方法は・・・
「誰かのリーチ後に危険牌を切る!」 です。

・・・正気ですよ。では、具体的に見てみましょう。
親である下家から、リーチがかかりました。対面・上家は親の現物を切って、降りている模様です。そして私の手番になりました。

手牌は「」 ツモ「」 ドラ「」です。
は現物では1枚切れのオタ風牌。は場に見えていませんが、おそらく通るだろうという状況。普通なら現状維持ののツモ切りでしょう。あるいは守備に意識を置くならをトイツ落とししておいて、その間のツモによって反撃できるかどうかを見るかもしれません。ですが、今回の戦術はあえて無筋の切りです。

この後何が起こるのでしょうか? 危険牌を切ったのを見て降りている対面と上家は、こちらも警戒します。2家に対して共通安牌を考えなくてはなりません。確実なのは今切られたです。ということで、降りている対面・上家からもが切られ、2枚壁→3枚壁→4枚壁という進化が期待できます。壁が厚くなるにつれ、外側のが放たれやすくなり…

ただその場合聴牌してもリーチは控えたほうがよいかもしれません。2枚壁の段階では当然警戒されますし、3枚壁・4枚壁となってもからを切ってのシャンポン待ちの可能性が消えていません。

そもそも七対子(チートイツ)が単騎待ちなので、追っかけリーチで勝負を挑むなら短期決着狙い。相手と自分と共通の安全(だと思われる)牌が待ちになっていて、降りた他家からの振り込みを狙うべきです。とするとの4枚壁が完成してもなお自分の方に疑念が残ってしまう待ちよりは、双方ともに安全そうな字牌を待ちに選ぶべきだと考えます。

つまり誰かのリーチ後にからという危険牌を切るという戦術はなくはないですが、その場合は黙聴にしておくほうが無難です。とすると点数的にどうなのでしょう。リスクとリターンはかみ合っているでしょうか。点数は関係なしで、絶対にあがらなくてはならない状況であれば、こういうやり方もなくはないかな、とは思いますが・・・ねぇ。

さらに言えば、トイツ系牌効率での七対子(チートイツ)クロスカウンター打法の趣旨から考えると、先制リーチされた場合は基本的に「オリ」です。オリながら危険牌を吸収して、あがれればラッキーという打法です。もろもろ踏まえると、狙って壁を作り出すというこの戦術(?)はおすすめできませんね。

まとめると
七対子(チートイツ)狙いのときにリーチされたら、素直にオリるなり、まわるなりしておこう。


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