トイツ場傾向の濃淡の計り方
「手」と「場」が一致すると和了りやすい、一致しないと和了りにくい、という話を前回(だったかな?)にしましたが、その「「場」と「手」の関係性はこうなります。
コーツ場 | トイツ場 | : | 混合場 | シュンツ場 | |
面前 | 四暗刻 | 七対子(チートイツ) | : | タンヤオ | ピンフ |
鳴き | トイトイ | 数牌ポン | : | 字牌ポン | チー |
それぞれの場の間には明確な区切りはなく、例えるなら春夏秋冬といった四季のように緩やかに移ろいゆくものなのです。と、前回言っていましたが、実はツクツクボウシが鳴き始めると夏から秋に変わるというように、トイツ場と混合場の間にはそれとなく感じられる差があるのです。ということで、トイツ場と混合場の間に軽く区切りを入れています。
そういうことを考えると以前「トイツ手」VS「シュンツ手」と言っていましたが、
本来は「コーツ・トイツ手」VS「シュンツ・混合手」とするのが良かったのかもしれません。
まぁそれはともかく七対子(チートイツ)が属する「トイツ場」ですが、「コーツ場」ほど行き着いていないという意味で、やや中途半端な位置にあります。それを踏まえたうえで、七対子(チートイツ)を狙う戦術を考えてみたいと思います。
最初に必要なのはその場が何場なのかを把握することです。
以前から言われていますように、その鍵になるのは「3・7牌」です。トイツが4つ(あるいは3つ)できた時点で「3・7牌」のトイツ数と、「3・7牌」がトイツになっているときの筋である「4・6牌」のトイツ数の数で、場のトイツ(コーツ)傾向の濃淡を計るのです。4個ともそうなら「なかなか」、3個なら「けっこう」、2個なら「ぼちぼち」、1個なら「いまいち」、0個なら「ぜんぜん」ということです。
もちろん河に切られた牌からトイツ場傾向が読み取れる場合もあるでしょう。河と自分の手牌を合わせてその傾向を読み取ったのならよいのですが、もし河の情報だけを頼りにトイツ場傾向が読み取れてしまうなら、それは他家も同じであると考えなくてはいけません。その場合の対応は・・・うーん・・・まぁ、あんまり変わらないかな?
そんなこんなで七対子(チートイツ)を狙う際にトイツ(コーツ)場傾向が強いと判断した場合と、シュンツ場傾向が強いと判断した場合のそれぞれによってとる戦術が異なってきます。それについては次回に・・・
あ・・・やっぱり・・・前回(前々回)の・・・何が「シュンツ手」からの攻撃にあたるのか? どう受け流すのか? またどうやって「シュンツ手」の人を勝負の場からおろさせるのか? という疑問に答えが示せていない・・・けど・・・それは今度こそ本当に次回に・・・
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