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確率から考える七対子(チートイツ)とリーチ

さて七対子(チートイツ)にとってリーチとはどういうものなのでしょうか? 例によって例のごとく得意(?)の確率を使って七対子(チートイツ)とリーチの関係を解き明かしていきたいと思います。

12巡目に聴牌した1枚切れの字牌待ちの七対子(チートイツ)(和了牌が2枚)を例に挙げて考えて見ましょう。残りツモ牌は24枚、王牌は13枚(1枚はドラ表示牌で、見えているからそれを待ちにしないということ)です。

他家は和了れなくて、黙聴だと無警戒に放銃してくれるものとしますと、その場合の和了率は約88.3%となります。同じく他家は和了れなくて、リーチをかけると警戒して放銃しないものとしますと、その場合の和了率は約30.2%となります。その差は約58.1%です。(※計算合っているかどうか少し心配・・・)

それに対して12巡目聴牌の平和(両面待ち)の場合を例に挙げて考えてみましょう。和了牌が8枚あるという以外、条件は同じです。 黙聴だと和了率は99.997% リーチをかけると和了率は約79.6%で、その差は約20.4%です。(※繰り返し)

ということは和了率という点から考えると、七対子(チートイツ)(単騎待ち)のリーチは平和(両面待ち)のリーチに比べて損なのでしょう。そもそもリーチという役の本質が、自分の聴牌を教えてしまう(他家からの振込を期待しない)代わりに1翻を得るものですから、ツモる自信があるからこそリーチをかけるというのが普通でしょう。すると七対子(チートイツ)は常に単騎待ちですから、リーチすべきではないということになってしまいます。

とはいえ七対子(チートイツ)の場合、黙聴だと他家は自由に手づくりしますので他家の和了率は上がりその分自分の和了率は下がるでしょうし、リーチをかけたとしても字牌の待ちなので他家からの出和了りは十分期待できるでしょう。また平和(両面待ち)の場合、当たり牌は必ず数牌ですので他家にとっても必要になる可能性の高い牌ですから黙聴にしていても必ず出るとは限りません。なので実際には上記ほどの差はでません。ということは・・・

ということは・・・そんなのは確率ではなく統計の範疇ですし、σ(´I `*)にそんなデーターを集められるはずもありませんから・・・うーん・・・結論として確率で考える和了率からでは七対子(チートイツ)はリーチすべきかどうか良くわからないということになります。 (;´Д`)今までの話は何だったんだ・・・

ということで、次回は統計から考えてみようと思います。


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