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統計から考える七対子(チートイツ)とリーチ

そんなのは確率ではなく統計の範疇(はんちゅう)ですし、σ(´I `*)にそんなデーターを集められるはずもありませんから・・・ などと前回書きましたが、あの麻雀界の革命書である「科学する麻雀」P92・93に「リーチの種類と和了率」という待ちの種類と和了率に関する統計の表が載っておりました。

12巡目に聴牌した字牌待ちの七対子(チートイツ)を想定して、その表を見てみますと、 和了率は 34.9% となっており、そのうちツモ和了の割合が 30.9% ということだそうです。ということは 34.9%×30.9%≒10.8% で、リーチ時ツモ和了率は約10.8% となり、リーチ時出和了率は約24.1% になります。

前回のσ(´I `*)の計算ではすべてツモ和了りと仮定して和了率 30.2% でした。 ということはどういうことかというと・・・ツモる前に結構出てくるなぁ・・・ということ。あとは「科学する麻雀」の統計は地獄待ちも含まれているので、その分ツモ率が低くなっているのだろう・・・と。あとは3枚山に残っている字牌待ちならツモ率もそこそこよいのでしょうが、12巡目(「科学する麻雀」の表では11〜15巡)ともなれば、そういう局面もレアケースになってくるのでしょう。

それに対して12巡目に聴牌した両面待ちを想定して、その表を見てみますと、 和了率は 45.5% となっており、そのうちツモ和了の割合が 44.2% ということだそうです。ということは 45.5%×44.2%≒20.1% で、リーチ時ツモ和了率は約20.1% となり、リーチ時出和了率は25.4% になります。

前回のσ(´I `*)の計算ではすべてツモ和了と仮定して和了率 79.6% でした。 ということはどういうことかというと・・・当たり前ですが両面待ちの8枚すべてが山に残っているわけがないということ。前回の計算でいくと2枚残りでツモ和了率30.2% 、1枚残りだと16.2% になりますから、20.1% のツモ和了率だと残り枚数が1.5枚以下という計算になります。さすがにそこまで少なくないでしょうから、やはりツモる前に結構出和了しているのだろうと思われます。ただ、ツモ和了の割合が字牌単騎待ちと比べて 14% ほど高いということは、両面待ちは字牌単騎待ちと比べてリーチをするとアタリ牌を止められやすいといえそうです。(当たり前か・・・)

そういうことを踏まえて前回の内容を振り返ってみますと・・・えっと・・・うーん・・・ 「科学する麻雀」にはリーチ時の和了率は載っているのですが、黙聴時の和了率は載っていないのです。それがないとリーチするか黙聴にするかの判断がつけられないんですよね・・・ 考えてみれば黙聴だと何かあったとき降りることもありますし、待ちを変更することもあります。そういったことで正確な統計がとりづらい(とれない)のでしょう。

もちろんσ(´I `*)にそんなデーターを集められるはずもありませんから・・・うーん・・・結論として和了率からだけでは七対子(チートイツ)はリーチすべきかどうか良くわからないということになります。 (;´Д`)今までの話は何だったんだ・・・(と、前回と同じ結論に・・・)

ただ正直な話、和了率から七対子(チートイツ)なんて語る気はさらさらなかったので、それはそれて良かったのです。というのも「クロスカウンター打法の奥義」にあるとおり七対子(チートイツ)では無理に勝負しないのがσ(´I `*)流であり、また「クロスカウンター打法を使う場面」にあるとおり半ば和了を諦める気持ちで打つのが七対子(チートイツ)クロスカウンター打法だからです。

和了をさほど求めていないのですから、和了率がどうだからどうするという話にならないのが普通なわけで、さらに言えば和了率を求めるなら七対子(チートイツ)なんて好んで狙うのは小倉システム的(?)に損なわけで、素直に対々和でもやっていればいいのです。(参照和了トップ時の七対子(チートイツ)

いや・・・これは言いすぎか(;´Д`)・・・もちろん和了率が高いのに越したことはないですから、そこについて思いをめぐらすことは決して損ではありません。そりゃあがれないよりあがれた方がよいに決まってます。ただ七対子(チートイツ)に関しては待ちが必ず単騎待ちになるという特性上ツモ和了に過剰な期待はできません。また出和了に関してはまた後述しますが、和了率upの方法はあれどそのために他のメリットを無くしてしまう可能性があり、積極的に取り入れるのに二の足を踏んでしまう感じです。

ということで、次回は得点から考えてみようと思います。


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