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「序盤七対子(チートイツ)リーチの準備」

 これまでの考察により、「七対子(チートイツ)のリーチは終盤にあるのが適している」となりました。これは「終盤にするのが適している」とは違うことに注意です。つまり普通に打っていて聴牌が終盤になったなら、そのときは時期と段階がしっかりとかみ合っている充実感を持って堂々とリーチするのがよいという意味です。FA権を取得する年に50本塁打を放ちメジャー宣言をした松井秀喜【にしこり】のようなものです。

 では田澤純一の場合です。彼は社会人野球から日本球界入りを拒否しメジャーリーグへ進みました。日本球界で実績を積んでからでも遅くはないのでは? という声も多かったのですが、あえて茨の道を歩み始めました。もちろん彼は何の考えもなしにその決断したのではありません。金額提示ではレンジャーズが最高条件だったようですが、育成プログラムに力を入れていて同じ日本人投手の松坂大輔がいるレッドソックスに入団を決めたことがそれを物語っています。

 なんの話でしたっけ? ああ・・・七対子(チートイツ)のリーチもそれと同じようなものだということです。つまり序盤のリーチはそれはそれで大きなチャンスではありますが、その道を行くにはそれ相応の覚悟と準備的なものが必要ということです。

 では序盤七対子(チートイツ)リーチの準備的なものとは何なのでしょうか? 七対子(チートイツ)リーチの弱点は和了り牌数が少ないことで、リーチ後早い段階でツモれる保証が少ない(日本語変?)という点。そして単騎待ちのため他家からの反撃があったときに、それを咎めづらい点でしょう。となればその準備的なものというのは2つに絞られます。

 1つは山にできるだけ多くある牌を待ちに選ぶこと。これはもともと七対子(チートイツ)のリーチはそこにツモを組み合わせることが望ましいという点から、最重要視されるべきことです。先ほどの田澤の例でいえば、育成プログラムがしっかりしているので、そこで力をつけてメジャーで活躍する、ということです。

 もう1つは他家が不必要になりやすい牌を待ちに選ぶことです。これはいわば保険です。同じく田澤の例でいえば、尊敬する松坂大輔と同じチームになって友達になりたい・・・(あくまでたとえ話です・・・)ということです。大満足ではないけれど悪くはないという感じです。

これら2つの準備についていろいろな牌の種類ごとに考えてみたいところですが、 あまり長くなりすぎてもアレなので、今回はここまでにしてそれを次回以降考察していきます。


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