info_top
トイツ場と筋牌の関係

前回の記事で4トイツときにおける「3・7牌」とその筋である「4・6牌」について考察しました。
からはを切る。
からはを切る。
からは基本的にはを切るけどでもよい。 という3つのパターンが出てきました。この3パターンに共通するのは筋牌の大切さです。

それを考えると前回出てきた
・だからトイツ場のときはスジで持っていると重なりやすいんだ
・トイツ場ではスジ牌同士が重なりやすいのは今や常識

という雀鬼や土田先生の話ですが非常に深い意味を持つことがわかります。

前回の説明では大雑把に言えば、筋牌を重ねられるかどうかでトイツ場かどうかを知ることができるので、筋牌を残すという話でした。つまり重なればトイツ場、重ならなければトイツ場ではない、という大まかな判断をつけられるということです。言い換えれば正確にトイツ場を予測をするために筋牌を大切にしましょう、となります。

そして雀鬼や土田先生の「トイツ場ではスジ牌同士が重なりやすい」は、逆に言えばそのスジ牌が重ならなければトイツ場ではないともいえます。これは先にトイツ場と仮定して、後で筋牌をつかってその仮定を修正していく方法ともいえるでしょう。

そこに至る考え方は違いますが、どちらにしろ実際に残す牌は同じになることに注目です。山道を行ってもケーブルカーに乗っても、どちらにしろ山頂に着くようなものです(?)。


話は少し変わりまして「知識」と「知恵」についてです。知識は本を読んだり、先生に聞けば習得できます。しかし、知恵は本を読んでも自分のものにはならないのです。知恵は行動の中からでしか体得できないのです。知恵を体得するには問題にぶつからなければいけないのです。

それを踏まえて考えると、σ(´I `*)が今まであれこれ述べてきたことは七対子(チートイツ)についての「知識」です。それに対して雀鬼や土田先生のやり方は「知恵」をつけさせるための方法といえます。雀鬼や土田先生はσ(´I `*)がいままで述べてきたことをすべてわかった上で、あえてその説明からトイツ場を語るのではなく、筋牌を残させることでトイツ場を実感させることにより、トイツ場やあるいはその他の場に対応する「知恵」をつけさせようとしているのではないでしょうか。

前回の記事に、先の桜井章一大先生の言葉や土田浩翔先生のシステムに関しても、その言葉の上っ面だけをとらえるのではなく、その本質を見分ける必要がある、と書きましたが、そういった意図があるのかもしれませんし、ないのかもしれませんし、もしかするとそれ以上の深い意図が隠されているのかもしれませんし、隠されていないのかもしれません(・∀・)。


4トイツ時の5牌へ進む
4トイツ時の4・6牌へ戻る

Page Top



この改行は必要br→