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4トイツ時(二向聴時)の5牌

「3」は単独で「1・2」、「7」は単独で「8・9」という孤立牌を作ることができるのに対して、「5」は単独で孤立牌を作ることができません。よってトイツ場かどうかの判断にあまり適しませんので、積極的に切っていきたい牌になります。

ただ「5」には「赤」がありますのでその引きを待ちたい、または「赤5」が手の内にあって切りたくないということもあります。その折り合いをどのようにつけていけばよいのでしょうか? 今回は点数の面から考えてみたいと思います。

七対子(チートイツ)の点数はご存知のとおり以下のようになります。
2翻 1600 / 3翻 3200 / 4翻 6400 / 5翻 8000 / 6翻 12000 / 7翻 12000 / 8翻 16000

それぞれの点差で考えると
2翻→3翻(+1600) 4翻→5翻(+1600) 6翻→7翻(+0) はそれほどうれしくはない。
3翻→4翻(+3200) 5翻→6翻(+4000) 7翻→8翻(+4000) は結構うれしい。

ということは「赤5」が手の内にくることを期待したいのは、3翻・5翻・7翻のときになります。
3翻(七対子(チートイツ)+タンヤオ)
5翻(七対子(チートイツ)+ホンイツ or リーツモタンヤオ)
7翻(七対子(チートイツ)+ホンイツ+リーツモ or リーチタンヤオ)
これらの手に「赤5」があれば「うれしい」となるわけです。

ということで「ホンイツ」や「タンヤオ」があれば「赤5」の引きを期待して「5」を残すのはあり、または「赤5」が手の内にあれば持ち続けるのもありかもしれません・・・ しかし・・・

「赤5」の引きを期待するというのは
すべての牌の数 136枚
自分の手牌 13枚
王牌 14枚
他家の手牌 13×3=39枚
王牌以外の牌山 136−(13+14+39)=70枚
自分の手牌以外の牌 136ー13=123枚
王牌以外の牌山に「赤5」があり、かつ自分がツモる確率 70÷123÷4≒14%(考え方あってる?)
なので少し厳しいかもしれないです。

逆に自分の手に「赤5」があって、単に「5」の引きを待つのなら確率は3倍だから
14×3=52% なので、ありっちゃありでしょうか。

でもタンヤオ牌に関しては山読みがしづらいのは以前述べたとおりで、七対子(チートイツ)という役を目指すならそこにタンヤオを複合させるのは損な選択かもしれません。ホンイツに関しては七対子(チートイツ)にホンイツを複合させるというより、ホンイツを目指している中で七対子(チートイツ)含みになってきたという方が近いでしょう。その場合基本的に赤引きを期待するというより、手の融通を利かせるのに都合がよいため「5」を残すのは普通の選択でしょう。

ということで普通の「5」に関しては、基本的に赤引きを考えず積極的に切っていきます。「赤5」についてもそれほど固執するのではなく合わせ打ちで処理するのを基本方針とするのがよいのではないでしょうか?

ただ赤が手牌に2枚ある場合、特に一方がすでにトイツになっている場合は「七対子(チートイツ)+リーツモ+赤赤」が見えますので、大きな点数が欲しいときなどは優先的に残すようになります。


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